something in The Mask
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UG KAWANAMI (BLACK SHEEP / U.G. MAN)
<Reelin・Reelin-006 / 2022年7月22日 / CDR>
UG KAWANAMI ミックス、2022年夏の最新作です。
これはなんだろう?どこに連れていかれたんだろう?今作も、制作についてリリース直前の河南さんにお話を聞きました。
ミックスを聴いて、どうぞ。
◻︎ 昨年の秋頃に、アーカイブしてる曲をぜんぶ聴くと言っていて、Aからアルファベット順に。そこが始まりだと思うんですが。
結局半年くらいかかちゃったんですよね。遅々として進まないというか、新しいものも同時に聴きながらなので。
それをちょこちょこずっとやってた感じですね。で、それを聴き終わったのがわりと最近なんで。
いつまでにやろうっていう期限を決めないでやっていった感じなんですよね。
前までは、こういうのを作りたいとかこうしたいっていうのがあったんだけど、そういうのもやめたんですよね。
簡単じゃないやつをやりたくて、自分の中で。
◻︎ できるかどうか分からない感じだったんですか?
そうですね、最初はほんとにアーカイブをただ聴くっていう作業、やっている内にいつかできるんじゃないか、イメージとかも含めてっていうふうに漠然とやってたんですよね。
◻︎ いまKまでいったとか、途中経過を聞いて途方もないなーと思いました。
そんなないですよ、10年分くらいかな。その中から選んでっていうのをやってみたかった。
目の前にあるもの全部とりあえず聴けたんで、自分なりに、じゃあそっから作ってみようっていう。
そっからは早かったですけどね、組み立てていく作業は。
◻︎ 今回はカンヅメになって作ったんですよね?
全部聴き終わったら集中的に作るってなりましたよね。
西伊豆のね、オマリくんていう友達がいるんですけど、彼がやってる民泊で作ろうと思って。
日常を離れて、そういうことをしてみたかったていう感じでしたね。
◻︎ 鳥がすごかったと言ってましたよね。
そう。朝ね、もう普通に4時半ぐらいに起きるんですよ、鳥がやかましくて。鳴き声で起きて、夜暗くなったら寝るっていう。
3泊4日だっけ、で作りましたね。全部機材持ってって、材料はあるから、よし4日間で作ろうっていう感じで。バーッと機材広げて、ゼロからやるっていう。
◻︎ そこは、西伊豆のどういうところなんですか?
伊豆のあの辺りは一本の国道があるんだけど、国道からさらに何百メートルも下りていって、するとちっちゃな漁港があるんですよ。
住民が6人ぐらいしか居ないんだけど、そこのさらにいちばん外れのいちばん奥まったところにある一軒家で。すぐ裏手が山で、夜は鹿の鳴き声が聞こえて、ほんとに周りに何にもなくて。
人を見かけないし、目の前が漁港、海しかないっていう。
◻︎ ミックスのはじまりとその場所の感じがかさなってきます。
その場所に着いてみて、西伊豆の、こうのんびりした感じが、やっぱ作ってる時にどんどん出てきて、場所の影響がすごくでかいですよね。
そこに行って作ったことで完成したって感じなんですよね。
あそこじゃないとできなかったと思う、たぶん。
最後この2曲は、まあ後から、家に帰ってからですけど。
◻︎ 最後は伊豆でじゃなくて。
帰ってすぐ、家の近所でライブがあって、フラッと行って。
大塚のギターがあの日聴いてすごくよくて、なんかずっと聴いちゃってたんですよ、自分で録ったやつ。もうずっと聴いてるなさっきからと思って、最後にミックスに入れちゃおうって、フィニッシュしたけど。
自分の中では宿の時間とつながってるんですよね、記憶が。
◻︎ 場所の記録と、あとはやっぱり全部聴いたということ。何で全部聴こうと思ったんでしょうね?
そうだね、何でだろうね。
自分の中では結構アーティスティックな作業なんですけど、そういうのを臆面もなくやろうっていう。
一回ほんとに自由な中で、作ってみたかったからなのかもしれないね。
だから最初っから全部聴いてみようっていう。
その中から、うん。
(2022年7月)
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