VOL.05 

特集 エピステモロジー 知の未来のために

VOL Collective 編
責任編集=金森修 / 近藤和敬 / 森元斎
<以文社 / 2011年6月30日 / A5変形・277頁>

思想誌『VOL』の第5号は、エピステモロジー(科学認識論)を特集する。震災後の世界で明らかになったのは、いまこそ科学、つまり私たちの「自然に対する認識の枠組」を根本から変えるときである、ということではないか。〈知〉の攪乱・交雑を生じさせ、近代的な〈知〉の枠組に揺さぶりをかけるべく、第一線のエピステモローグたちが才筆をふるう。

目次

1.宣言/問題提起

宣言文(近藤和敬&森元斎)
 「来たるべきエピステモロジー」

近藤和敬 
「カヴァイエスの問題論的観点からみた科学的構造の生成―来るべきエピステモロジーのために」

2.真理論

中村大介
「問題としてのイデアと-なる〈宇宙〉―アルベール・ロトマンのハイデガー読解」

原田雅樹
「数学と哲学における操作、対象、経験―フッサールのノエシス-ノエマ相関とグランジェの操作-対象双対」

ジャン=トゥサン・ドゥサンティ(中村大介訳、解題)「エピステモロジーとその身分」

3.経験論

ガストン・バシュラール(森元斎訳、解題)
「相対論概念の哲学的弁証論」

三宅岳史
「カオス研究前史と決定論をめぐる論争―初期値鋭敏性と特異点に関する哲学的考察」

森元斎
「経験の雫―経験論的エピステモロジーを展開するために」

4.主体論

ステリン・ローラン
「シモンドンにおける存在の問いとしての個体発生」

パスカル・ジロ(近藤和敬訳、解題)
「科学とイデオロギーのあいだ―ルイ・アルチュセールと主体の問い」

アラン・バディウ(松本潤一郎訳、解題)
「ジャン=ポール・サルトル(1905-1980)」

5.社会論

金森修
「エピステモロジーに政治性はあるのか?」

西迫大祐
「フーコー、ベルヌーイ、ダランベール―天然痘の予防とリスクについて」

ブルーノ・ラトゥール(村澤真保呂訳、解題)
「〈社会的なもの〉の終焉―アクターネットワーク理論とガブリエル・タルド」

6.鼎談

小泉義之/米虫正巳/檜垣立哉
「ドゥルーズ哲学をエピステモロジーとして読む」



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